終活売却

終活は元気なうちに取り組む時代へ

終活というのは死期が迫ってから行うイメージがありましたが、現在では、老後における財産整理も終活の一貫として捉え、体力のあるうちに取り組む方が増えています。

終活の中で最も大きな財産処分となるのが、不動産です。

かつては一生同じ家に住み続けるのが当たり前の時代でしたが、現在では生活が便利な都心や病院や大型スーパーの近くにマンションを買って移住する方も増えています。

その他にも、老後の生活費に充てて充実した生活を送りたい、子供が独立して家が大きすぎて管理が大変、新しい家で快適に安全に暮らしたい、等様々な理由があります。

不動産は価格が変動的であること、不動産自体を単純分割して相続する事が現実的にはできない事があり、難しい財産処分のうちの一つです。

親が亡くなり、実家が空き家となった場合、不法侵入や室内の劣化等のトラブルが発生するリスクが高まります。

このような観点から、不動産を終活で事前に処分をする場合にはどのような手続きが必要なのかを知っておきましょう。

不動産を売却する場合

不動産は売却してしまえば、現金になります。そのため、現金化により親族の遺産相続がスムーズになるという将来的なメリットがあります。

また、不動産の維持に必要な管理費や修繕積立費、毎年の固定資産税が不要になります。当然ですが、この方法では、賃貸住宅や子供との同居等、新たな住居を事前に決めておく必要があります。

ただし、最近ではリースバックという手法で売却後もそのまま、賃貸で住み続ける手法を選択する事もできます。

不動産を一般の方に売却する場合、高齢者が長期に居住していた物件の場合は難しいケースが多いです。5年以内を目途にフルリフォームされている物件であれば別ですが、あまりそういったケースはありません。

古いままの状態で早く売りたい場合は不動産買取会社に買い取ってもらう方が現実的です。

子供に生前贈与する場合

親が亡くなる前に、子供に不動産を贈与するという方法です。親にとっては、子供や親族のうち誰に不動産を相続させたいか明確に意思を伝えて相続できるメリットがあります。

生前贈与は、相続税の課税額を減らす節税効果もあります。また、都心の高級マンション等で今後、資産価値が上がることが予想される場合、遺産相続をするよりも、生前贈与として贈与税を納める方が節税になる可能性があります。

ただし、生前贈与では相続人に不動産所得税と相続税よりも高い税率の登録免許税がかかります。その点は節税効果とバランスを考える必要があります。

遺言書を作成しておく

遺言書を作成しておくことで、子供や親族に迷惑をかけるリスクを下げる事が出来ます。遺言書には3種類あります。

専門家が作成し公証役場にて保管される「公正証書遺言」

自筆作成し不備がある場合には効力がなくなる「自筆証書遺言」

自筆で作成し公証役場にて秘密保管してもらう「秘密証書遺言」

これらのいずれかになります。しっかりとした遺言状で不動産の相続について指定しておけば、将来的に相続にあたり、子供の兄弟間でのもめ事等を生まずに済みます。

一般的な不動産売却において早期売却が難しい理由

通常の不動産の売却方法は一般の方を対象に行います。当然、不動産は高額なものですので、簡単に決める人は少ないです。

また、現在の中古不動産市場において特にマンションの場合はほとんどがリフォーム済のリノベーション済物件が主流になっています。

そのため、高齢者が直前まで住んでいた家の場合はどうしても一般の方で購入してくれる人を探すのに時間がかかり、売却まで時間がかかるケースが多いです。

不動産会社が買い取るのが一番早い

早期に売却をしたい場合は、不動産会社が買取をするのが一番早いです。最短で1ヶ月程度で決済（引渡し）まで進みます。

一般の不動産売却より価格は安くなる傾向にありますが、仲介手数料も不要なほか、瑕疵担保等からも解放されるため、後からのクレームに対応する必要もありません。

不要な手続き無く物件を手放したい場合にも負担が少ない手法です。また、古い物件である場合に瑕疵免責が買取においてはあるのがメリットの大きい所です。

不動産会社が物件を買い取る場合には室内に故障等があっても責任を追及されません。そのため、古い物件を売るにあたり故障個所を修理する必要もありません。

また、室内が汚い、古い状況であっても全く問題ないため、ゴミ処分や清掃等はせずにそのままの状態で売却頂く事ができます。

不動産会社買取と仲介の良い所取りを提案

可能であれば、複数の不動産会社に買取り査定をしてもらいつつ、一番高く買い取ってくれる所に売却したいと思いませんか？

そのようなご要望に応えるために不動産買取QAのサービスをご提案します。不動産買取QAでは不動産買取会社複数社から査定を取る事ができます。

売主様が複数の不動産買取会社との打ち合わせや、交渉に立ち会うのは大変です。特に忙しい仕事の合間を縫って、担当者複数人と会わなければならないのは非常に負担が大きいです。

そこで不動産買取QAが窓口となり、初回内見は不動産買取QAのみが行います。その情報を基に査定額が一通りそろい契約する不動産買取会社を決めてから再度内見を行います。

不動産買取QAが間に入る事で、時間がかかりそうなイメージがありますが、そこは不動産会社間だけでの取引になるためスピードは非常に早く決まります。

また、質問対応もプロ同士が話した方がスムーズに進むためスピード売却を促進する事にもつながります。そして、何より不動産買取QAが間に入る事で仲介手数料を売主様から頂く事はありません。売主様仲介手数料無料にてご利用できるのが最大のポイントです。