ゴミ屋敷売却
ゴミや荷物の多い家を売りたい
ちょっと相談はしづらいけれども早く手を付けないと大変な事になるのが、ゴミや荷物の多い家の売却です。人が住んでいる状況であれば売却のタイミングは売りたい時に売った方が良いでしょう。ですが、もし、誰も住んでいない状況であれば急いだ方が良いです。
なぜなら、室内にあるゴミから虫が発生して近隣に迷惑がかかったり、火災の原因になるからです。特に相続や投資物件の退去後にゴミ屋敷になってしまっている場合は、時間だけがいたずらに過ぎてしまいどこから手を付けていいのか途方に暮れてしまう人も多いでしょう。
また、他人に相談しづらいケースでもあります。ですが、ゴミ屋敷を片付けずにそのまま売却してしまうのであれば、不動産会社への相談はしやすいです。
ゴミ屋敷の売却は基本的には不動産会社買取
一般的に家を売る場合は仲介で一般の方に売るのが基本です。ですが、ゴミ屋敷や荷物の多い家は不動産会社買取で不動産会社に買い取ってもらうケースが多いです。
デメリットは相場よりも買取は安く買われてしまう点です。相場に対して、約60％～80％程度と言われる事もあります。また、ゴミ処分の費用も買取費用から引かれて計算されてしまう傾向にあります。
ですが、相場よりも安いと言っても、いまの現状の状態で買う一般の人は恐らくいないケースが多いです。そうなると「相場」って何を基準にした相場なのかを考えてみる事をおすすめしています。
売主様の希望を込めた相場であることが多く、同じマンション内で「5,000万円で売っていたからうちも5,000万円が相場ではないのか？」くらいの相場観が多いです。
実際にはその5,000万円の物件は同じマンション内とはいえ、リフォーム済で室内がきれいな状況ではないでしょうか？ゴミ屋敷を同じ状況にするまでいくらのコストがかかるでしょうか？
そして、そのきれいにした物件を売るにいくらのコストがかかるでしょうか？仮にこれらの費用が1,000万円くらいかかるとすると、リスクを背負ってそういった物件を買った不動産買取会社の利益も乗せると、3,500万円くらいで買い取るのが本当の相場になってきます。
そう考えると、本当の相場というのはもっとずっと低い可能性があります。
不動産会社に買い取ってもらう事のメリットとしては、売却期間が短い点があります。最短で1ヶ月程度で引き渡しまで完了します。対外的に広告も出さないため、周囲に知られるリスクもありません。
また、室内のゴミや荷物はそのままの状態で買取ってくれる不動産会社がほとんどです。そのため売主様が苦労してゴミ処分を手配したり、室内を清掃する必要もありません。
更地にするべきか？
戸建ての場合、管理できておらず、室内の劣化も激しい物件は、解体をして売る事も検討できます。一般的な戸建て20坪～30坪程度であれば、150万円～200万円前後で解体できます。
ただし、自分の感覚で建物を解体しないとダメと思いこんでいるだけで、リフォームできる可能性もあります。特に再建築不可の土地に建つ建物を解体してしまうとそこに新築の物件は建てられないため、かえって土地の価値を落としてしまう事もあります。
また、古家付き土地という形で解体前提で売り出す事もできます。この場合、不動産投資家が古家をリフォームして賃貸で貸し出す事も想定して検討してくれるため、売却の選択肢が広がります。
不動産買取会社はゴミや荷物の存在はあまり気にしていません。片付いた後にどう活用するかをまず検討しています。そのため、一方的な思い込みで解体をしてしまうとお金もかかり損をしてしまう可能性があります。
いずれにしても解体をする前に一度不動産会社に相談をしてから、判断をした方が良いでしょう。
ゴミを処分してから売るべきか？
ご自分でゴミ処分業者を手配して処分をするのも一案としてはあるでしょう。しかし、これはあまりおすすめできません。
不動産会社の立場としてのポジショントークに聞こえてしまうかもしれませんが、一般の方向けに粗大ごみやゴミ処分のサービスを提供している会社の処分費が高いからです。
一般の方向けと不動産会社や建設会社向けにサービスを提供している、産廃業者とでは単価がかなり異なります。
一般の方向けに産廃処理をするサービスを行う会社は正直、「一度きり」のお客さんなので、高めの単価で提案します。また、ネットからの申し込みが多いため広告費もかけており、その点も単価を上げてしまう要因になっています。
ゴミの内容にも寄りますが、70㎡のマンションにぎっしりとゴミや荷物が詰まっている状況ですと、一般向けの業者が回収すると100万円を超える事もあります。
これが不動産会社や建設会社向けに産廃回収を行っている会社が回収すると半分以下の金額になる事がよくあります。
また、ゴミ処分費が先にかかります。不動産売却前に回収費用を用意するのは大きな負担になります。この点が不動産買取会社に買い取ってもらえれば、全て対応する必要なくなります。
一般的な不動産売却が難しい理由
通常の不動産の売却方法は一般の方を対象に行います。当然、不動産は高額なものですので、簡単に決める人は少ないです。
また、現在の中古不動産市場において特にマンションの場合はほとんどがリフォーム済のリノベーション済物件が主流になっています。
そのため、室内の状況がゴミ屋敷化している場合はどうしても一般の方が購入をするケースが少なく、売却まで時間がかかるケースが多いです。
不動産会社が買い取るのが一番早い
早期に売却をしたい場合は、不動産会社が買取をするのが一番早いです。最短で1ヶ月程度で決済（引渡し）まで進みます。
一般の不動産売却より価格は安くなる傾向にありますが、仲介手数料も不要なほか、瑕疵担保等からも解放されるため、後からのクレームに対応する必要もありません。
不要な手続き無く物件を手放したい場合にも負担が少ない手法です。また、古い物件である場合に瑕疵免責が買取においてはあるのがメリットの大きい所です。
不動産会社が物件を買い取る場合には室内に故障等があっても責任を追及されません。そのため、古い物件を売るにあたり故障個所を修理する必要もありません。
また、室内が汚い、古い状況であっても全く問題ないため、ゴミ処分や清掃等はせずにそのままの状態で売却頂く事ができます。
不動産会社買取と仲介の良い所取りを提案
可能であれば、複数の不動産会社に買取り査定をしてもらいつつ、一番高く買い取ってくれる所に売却したいと思いませんか？
そのようなご要望に応えるために不動産買取QAのサービスをご提案します。不動産買取QAでは不動産買取会社複数社から査定を取る事ができます。
売主様が複数の不動産買取会社との打ち合わせや、交渉に立ち会うのは大変です。特に忙しい仕事の合間を縫って、担当者複数人と会わなければならないのは非常に負担が大きいです。
そこで不動産買取QAが窓口となり、初回内見は不動産買取QAのみが行います。その情報を基に査定額が一通りそろい契約する不動産買取会社を決めてから再度内見を行います。
不動産買取QAが間に入る事で、時間がかかりそうなイメージがありますが、そこは不動産会社間だけでの取引になるためスピードは非常に早く決まります。
また、質問対応もプロ同士が話した方がスムーズに進むためスピード売却を促進する事にもつながります。そして、何より不動産買取QAが間に入る事で仲介手数料を売主様から頂く事はありません。売主様仲介手数料無料にてご利用できるのが最大のポイントです。