不動産が売れるまでの平均期間
一番多い売却期間
できる限り早く売りたい。そして、できる限り高く売りたい。それが不動産を売る人の希望ですが、一般的にどれくらいの期間で売れるケースが多いのでしょうか?
様々なポータルサイトやレインズのデータ等で平均データが出ていますが、一般的には6ヶ月~9か月程度で売却される層が一番多いです。次に同じくらいで3カ月~6ヶ月くらいが続きます。
そのため、どんなに早くても、全てがうまくいっても3カ月程度はかかるというのは頭に入れておいた方がいいでしょう。
9か月以内に売却できるのは50%弱という現実
ただし、これはあくまで条件の良い上位物件のケースです。ざっくりですが、3カ月~9か月のうちに売却できる物件は全体の50%くらいと考えて下さい。
自分の所有する不動産がその全体の上位50%に入っている物件か否かを冷静に見極めましょう。単に新しい物件、人気のある物件であっても価格帯が高すぎると販売に長期化します。
古い物件であっても格安であれば、リフォームを自分でするつもりで買う人がすぐに見つかる可能性があります。重要なのは自分の物件がどういったポジションに属しているかを見極める事です。
そのためには、逆説的に短期間で売れづらいケースを知っておきましょう。1年~2年の期間をかけてようやく売却できるケースは以下のようなケースの物件です。
売却が長期化するケース①:築古物件/管理状況の悪い物件
築年数が古い物件や管理状況の悪い物件も売却期間に時間を要するケースが多いです。
ただし、築年数が古くても、室内がリフォーム済である場合や、割安に売り出している場合では早く売れます。
潜在的に売れづらい要因があるのが管理が悪い物件です。管理とは建物管理の事を指しますが、自主管理物件の場合は住宅ローンが組みづらく売却期間が長期化するケースが多いです。
また、共有部等の管理状況が悪い物件も住む人が嫌がるため、売却期間が長期化します。管理状況は所有している物件内部の専有部内の管理状況も悪いと販売期間が長期化します。
室内が清掃されていない、故障している設備が多い、物が多く室内を見学できない。等の専有部内の状況が悪い場合は、築浅物件であったとしても販売期間が長期化します。
これらの要素がある物件もある程度価格面での妥協が無いとスムーズには売れないケースが多いです。
売却が長期化するケース②:不人気エリア
駅からの距離や、人気のある街であるか否かという点もありますが、川が近く地盤が心配であるとかの災害的な面での不人気なエリアに含まれると販売が長期化するケースがあります。
また、人気エリアであっても隣にお墓があったり、東京都内であればすぐ横を首都高が走っていて騒音が大きかったりといったデメリットがあると販売が長期化するケースがあります。
自分が住んでいると慣れで気づかないケースも多いので、不動産会社からもハザードマップ等の情報を共有してもらい、適性な売却価格を把握しておくことが重要です。
売却が長期化するケース③:相続
相続物件においては相続者同士の合意形成が図られていないと、いくら買付が入っても合意が出来ずに話が流れてしまうケースがあります。
そのため、事前に売却の合意と、売却金額の合意ラインを決めておくことが重要で。また、書類のやり取りも多くなるため、事前にどういった事務作業のやり取りが必要になるのかも把握しておきましょう。
印鑑の持ち回り承諾が思った以上に負担のかかる作業になるため、遠方に相続人が散らばっているケースでは不動産会社に協力を仰いで事務作業を進める事も多くあります。
なお、相続物件の場合はほとんどの場合が室内に荷物が大量に残されているケースが多いです。また、高齢者の物件が大半を占めるため室内設備も古くリフォームされていないケースも多いです。
そのため、高望みをしているといつまでも売れずに1年~2年を経過してしまいます。そうなると相続者間で新たなトラブルが発生するリスクがあるので、現実的な売却ラインを知っておくことも重要です。
売却が長期化するケース④:離婚
離婚物件の場合は相続と同様に、夫婦間の売却の意思の疎通が合わない事により長期化するケースがあります。
こちらも売却の有無や売却金額の合意形成が図れていないと長期化します。また、既に別居している場合はどちらかがあまり自宅に居ない場合に内見対応が難しく販売に時間がかかるケースもあります。
また、室内が荒れている状況であることも多く、心証の問題で売却期間が長期化するケースもあります。特にペアローンを組んでいる場合は不動産を所有し続ける事は非常に大きな負担になります。
早期に解決するためにも、売却する前に売却金額等の合意形成を図っておく事がとても重要です。
不動産会社買取と仲介の良い所取りを提案
このように販売期間が長引く物件においては不動産会社に買い取ってもらう事も一案です。一般の方向けに売らずに、不動産買取会社に買い取ってもらう方が販売は早く進みます。
不動産買取会社は買い取った後にほぼ100%リフォームを実施します。そのため、既存の水回りが汚れてようが、壊れてようが気にしませんし物件の評価にもあまり影響しません。
また、条件の悪い物件であっても金額次第では一般の方よりも不動産会社の方が買ってくれる確率は高いです。
ただし、買取のデメリットは相場よりも70%くらいの価格で買われてしまうという点です。そこで、可能であれば、複数の不動産会社に買取り査定をしてもらいつつ、一番高く買い取ってくれる所に売却したいと思いませんか?
ただ、不動産会社ごとに内見に何度も来られても嫌ですよね。時間も説明の手間も査定依頼会社分発生します。できれば、1社に説明や内見にきてもらい、その会社が窓口になってくれたら便利です。
そのようなご要望に応えるために不動産買取QAのサービスをご提案します。不動産買取QAでは不動産買取会社複数社から査定を取る事ができます。
売主様が複数の不動産買取会社との打ち合わせや、交渉に立ち会うのは大変です。特に忙しい仕事の合間を縫って、担当者複数人と会わなければならないのは非常に負担が大きいです。
そこで不動産買取QAが窓口となり、初回内見は不動産買取QAのみが行います。その情報を基に査定額が一通りそろい契約する不動産買取会社を決めてから再度内見を行います。
不動産買取QAが間に入る事で、時間がかかりそうなイメージがありますが、そこは不動産会社間だけでの取引になるためスピードは非常に早く決まります。
また、質問対応もプロ同士が話した方がスムーズに進むためスピード売却を促進する事にもつながります。そして、何より不動産買取QAが間に入る事で仲介手数料を売主様から頂く事はありません。売主様仲介手数料無料にてご利用できるのが最大のポイントです。